1.情報収集能力とは?

情報収集能力とは、効率よく質の高い情報を手に入れる能力のことをさします。

近年ではインターネットの普及により、更に多くの情報を手に入れることが可能になりました。
そのため、信憑性のある情報を適切に集め、その情報を活用していく能力は非常に大切な能力です。

2.情報収集能力を身につけるメリット

・仕事の作業スピードと質が上がる

・仕事をする範囲のキャパシティが上がる

・情報を可視化できるようになる

・新しいアイデアを生み出すことができる

・インプットの質が高まる

・アウトプットの質があがる

・仮説を立てやすくなる

・適切な判断ができるようになる

・将来起こりえる状況を予測できるようになる

・意思決定が正しく行えるようになる

3.情報収集能力を高める方法

◆情報収集を始める前に、「収集する目的」を考える
やみくもに情報収集してしまうと、膨大な量の必要なデータと必要でないデータが集まってしまいます。
ですので、まずは「なぜこの情報を集めるのか?」「だれが必要とするデータなのか」「集めた情報をどう活用したいか」を先に考えてから、情報収集しましょう。
頭の中だけで構想するのも限界があるため、書き出してみるのも良いでしょう。
情報収集はあくまでも「手段」です。

◆制限を設けて取り組む
手に入れることが可能な情報の量は膨大です。
「何時間作業をするか」「どこまで調べられたら辞めるか」などの制限を設けましょう。

◆使う情報収集源の特性を理解し、より効率的に利用する。
たとえば、インターネットの検索機能では様々な設定が行えます。
最もポピュラーなのは、キーワードやURLやクリックを用いた検索ですが、画像や音声や動画を用いた検索も可能です。
また、OR検索やNOT検索や指定した日時など制限を設けて検索することが可能です。
情報収集の手段は後述します。

◆情報を論理的に捉える
これを行うことで論理的思考力を鍛えられます。
論理的思考力とは「複雑なものを整理し、シンプルにしていく力」です。
物事や情報を「根拠」と「結論」に分けて捉え、矛盾のないように筋道を立てて結論を導き出すことを意識しましょう。
論理的思考力については、また後日記事にしたいと思っています。

◆事実と主観を分けるよう意識する
まず、集めた情報が事実であるのかを確認します。
そして、手に入れた情報を自分自身の主観と混ざらないように、意識しましょう。
一見事実と思われることでも、情報を発信する者によっては脚色されていることもあります。
自他問わず、情報を扱う際は客観的に考えてみましょう。

◆幅広く情報を集められることを意識する
数少ない情報から正確な情報を判断することは難しいです。
まずは、数多く情報を集めてからその情報が適切かどうかを判断しましょう。
ただし、目的からそれないようにすることを意識しましょう。

◆正確な情報を集められることを意識する
必要な情報を取捨選択することにより、情報の整理と正しい情報だけを残すことができるようになります。
誤った情報かどうか判断が付かない場合は、いくつかの手段を用いて調べてみましょう。

4.情報収集の手段

◆インターネット・SNS・アプリ
PC、スマートフォン、タブレット等を用いれば幅広く手軽に情報が集められます。ただし、誤った情報も多く発信されているため、信頼性の高い情報を選んで収集する能力も必要です。
また、日ごとやリアルタイムに更新される情報に対しては非常に有用な手段です。(株価・天気予報など)

◆公共機関の公開する資料
官公庁などが公開する資料は情報の信頼性が高いです。

◆フィールドワーク
フィールドワークとは、調べるテーマに即した場所を実際に訪れ、直接観察や聞き取り調査やアンケート調査を行い、現地での史料・資料の採取を行うことです。

◆書籍
特定の分野に絞って専門性の高い情報を収集したいときに適した手段です。
書籍は論文などで情報の裏付けがされるほか、編集者や校閲者が確認することで、正確性や信頼性が高い情報源といえます。

◆テレビ
映像で理解しやすくはありますが、放送局により映像が編集され偏りや誤った情報である場合もあります。

◆ラジオ
PC、スマホが使えない場合に有用な手段です。
また、目を使わないため別の作業をしながら情報収集ができます。

◆新聞
時世に沿った内容であるため、情勢や社会の流れ、政治、経済などの情勢を集める際に特に適した手段といえます。
紙媒体だけではなく、アプリやブラウザなどでも読めるようになりました。

◆その分野に精通している人に質問してみる
フィールドワークまで行かなくても、社内や身内からも参考になる情報を聞き出すことは可能です。
しかし、全てを鵜呑みにすることは危険ですので、ほかの手段と併用するのが良いでしょう。

5.まとめ

情報収集能力を高めることで業務の効率化が図れることは勿論、意思決定を自信をもってできるようになったり、未来の状況を予測できるようになったりできます。

ビジネス内外問わず身につけて損はない能力です。


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